NBN通信7−5
《講演会&交流会》(4)
講演会から感じたこと
大倉裕子
講演会も終わり、いつの間にか師走、あっという間に半年が過ぎて行った気が
します。
講演会では視覚障碍者読書支援協会の浦口氏にお越しいただき、今回の改訂
から我々が視覚障碍者の為の点訳を続けていく上での活動のあり方を考えていく
指針をわかりやすく教えていただけたのではないかと思います。
私にとっては初めての改定で、視覚の人にとって理解しやすいものになっていくに違いないという思いで見ていたのですが、実際にはそういうものではないような思いでいっぱいでした。
点字を学習する機会が無い視覚の人にとっては、何か変わったような気がするということでしかないと思います。
気がついてもいない人のほうが多いかもしれません。いいえ、多いでしょう。
私の区の読者の人には、とっても簡単に表記が変わったことの説明をお知らせしましたが、関心を持った人が何人いるでしょうか?結局いつの間にか変わっていたんですね、いつ変わったの?ということになると思います。
こうした改定が多方面のことを配慮して行われているのは確かでしょうが、ある時から変わったと言うのはどうも気持ちがよくない。ある時から今まで当然のように使っていたやり方を捨てる、というのは。
そういうことを考えると自分で表記に対する感じ方を大切に持って判断できることが必要なのではないか、それぞれの団体ごとに違いがあってもいいから、自分達のルールは自分達で作り上げていくことがよいのではないだろうかと・・・・。ですから浦口氏のゆるぎない自分の表記論(本妻論)に対する考え方には羨ましさを感じざるをえませんでした。
また何年か先にあるかもしれない改訂・・・、参考にしつつ自分達の点字表記を考えていけれる力を付けていかなくてはと感じました。
おしまいになりましたが、連休の中大勢のかたにお集まりいただき担当者一同とても感激いたしました。これも浦口氏の幅広い活動力のいたすところとは思いますが、ありがとうございました。また、アイマスクでの食事にも午後の話し合いにも殆どのかたに参加いただき予想外の驚きでうれしいことでした。
更に忘れられないのは、ライトハウス所長近藤氏のご参加を頂き、施設外ボラの話を聞いてもらったり、直接お返事・御意見等をいただいたりと、本当に予想外の出来事に最近のライトハウスの活発な活動力はこのかたによるものかと思われた人も大勢いらしたのではないかと思います。たくさんの考えを聞く機会をいただき充実した日となりました、ありがとうございました。
なお、アンケートにもたくさんのご意見を頂き、これからの活動の参考にしていきたいと思います、ありがとうございました。
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