―――― 目 次 ――――
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
このたび下記の日程で、京都ライトハウス情報ステーション前所長の加藤俊和先生をお招きして、災害時の視覚障害者への支援活動についてご講演いただくことになりました。
加藤先生は、昨年の東日本大震災の際には、現地へ赴かれて視覚障害者支援に尽力され、現在は、東日本大震災支援対策本部事務局長後の災害担当をしていらっしゃいます。
今回、先生が東北で目の当たりにされた、視覚障害者の過酷な生活の実態を踏まえて、大災害時に必要とされる支援についてお話いただくことになりました。
また、災害時の視覚障害者への情報提供として、点字・音声の両面での支援に関するお話もありますので、点訳関係者だけではなく、音訳ボランティアの方々にもご案内させていただく予定です。
○日時 平成25年3月10日(日)10〜16時
○会場 名古屋市社会福祉協議会 7階 大会議室
詳細については、追ってご案内いたします。また、申し込み受付は25年1月からです。
どうぞ楽しみにお待ちください。
なお、加藤先生執筆の書籍が、日本盲人福祉委員会より2冊出版されています。
○災害時の視覚障害者支援体制マニュアル (1,800円・送料込)
○災害時の視覚障害者支援者マニュアル (1,800円・送料込)
〜〜加藤俊和(かとう・としかず)先生 のプロフィール〜〜
◆1945年3月、京都市生まれ。
1961年 高一から、視覚障害者支援ボランティア活動
1968年 国立京都工芸繊維大学電気工学科卒、
12年間立石電機中央研究所(現オムロン)で開発業務。
◆1980年から(社福)日本ライトハウス
情報関係所長、リハセンター所長、常務理事等歴任。
2003年から京都ライトハウス情報ステーション所長。
2010年3月退職。
◆現在、ボランティアで、全視情協サピエ事務局長。
日本盲人福祉委員会での支援ボランティア活動を続け、東日本大震災支援対策本部事務局長後の災害担当。
点字楽譜利用連絡会事務局長、日本点字委員会委員等。
◇これまで、広島大学等非常勤講師、文科省点字教科書編集委員、経産省高齢者障害者支援専門委員等歴任。
◇主な著作等:視覚障害リハ関係、バリアフリー関係、点字数学・理科、触図、点字楽譜等、その他、多数。
10月28日(日)、名古屋市栄のナディアパークにおいて、ボランティア・NPO交流イベントの「ぼらチャリ2012」が開催されました。「ぼらチャリ」とは「【ボラ】ンティア」や「【チャリ】ティ」を気軽に楽しもう!という取り組みで、今年初めて催された社会貢献文化促進イベントです。
21団体のNPOとともにNBNも参加して点字体験コーナーを出展し、パソコン数台と点字プリンターを使って来場者にパソコン点訳の体験をしていただきました。パソコン点訳体験に、20〜30歳代の方がたくさん参加してくださり、ご自分が点訳したものを墨字点字印刷されるのを見ると、とても驚かれて喜んで持って帰られました。
また、カラフルな色画用紙に手打ちで点字を打っていただくコーナーは、小学生や若い女性に人気でした。
あいにくの雨でしたが、80名を超す来場者が点字体験をしてくださいました。特に若い世代の参加者が多く、今後、点訳ボランティアに若い力が加わるという期待が膨らみ、うれしく思いました。
「点字体験」ということだった。パソコン数台、日本テレコムに協力して頂いた点字プリンター。手打ちでしおりを作る。エーデルで書いた点図の迷路、漢字もエーデルで図にしたものなどを並べた。
壁に彩り豊かな「点字体験コーナー」の張り紙をし、点字表、ホワイトボードにマグネットで点字表も飾り、多少賑やかさを加えてあった。
でも一番の賑やかさはやはり参加ボランティアと点字体験者。子供さんの「できた!」「やった!」の声。パソコンで点字体験にプリントしてくれた人の、「ほー!なるほど!」などの声は、手伝うこちらも楽しくなる。
今までも点字体験の活動はしてきたが、パソコンを使っては、ほんの数えるほどだったので、今回のようなパソコン点訳の体験をしてもらうというのは素晴らしいと思った。
私的には、同じ漢点訳活動する人と協力関係を約束できた。
点訳活動をしたい人もきてくれたし、これからやがて目が見えなくなるので点字を覚えたいと言う方とも話した。
そういう方々にお会いし、お話しできたこと全部が私には良い経験だった。
当日、ぼらチャリの行事だというのに雨が降った。しかも部屋は奥まって入り口一つで窓もなく解りづらいところ。参加者がどれほどになるか、ちょっと心配した。でもちょうど良い程度の体験者が有ってよかった。私自身は楽しかった。